2008年08月14日 15:00 【ストーリー】「りのモンスターテイマー」
 
セイ=メイ かつて、魔物や獣を自在に召喚し、自らの力とする魔術「召喚術」が存在した。
その術者は意のままに魔物を召喚し、時には武器としてその力を操り、時には友として心を通じ合わせたという。
だが、非常に大きな力であるがゆえに人が扱う術としては不安定な一面もあり、特殊な血統を受け継ぐ一族以外満足に扱うことができなかったという。
そのためアリアバート魔法研究所により召喚術は正式な魔術として認定されることはなかった。
公に認められなかった強大な力は人々にとって恐怖の対象となった。
召喚術師一族の存在は異端者として忌み嫌われ、時には迫害の対象となった。
やがて一族は人里知れぬ山奥へと移り住み、以降歴史の表舞台へと姿を現すことはなかった。

だが、当時の魔法研究所所長は召喚術の有用性に着目し、極秘裏に研究を進めていた。
やがてその研究は大きな成功を収め、ガーディアン使役やナグー騎乗の技術といった形で現代にも残っている。

そして時は流れ。
現代に生きる召喚術士「セイ=メイ」は、一族を迫害し歴史の闇へと葬った人間達に復讐を果たすべく力を蓄えていた。
デモニカの侵攻によりベルアイル全体のバランスが崩れ、異常に膨れ上がった闇の力が様々な影響を及ぼしている。
闇に近い位置に存在する召喚術もまた例外ではなく、セイ=メイはより強大なモンスターを使役できる力を手にした。

長く続いた迫害の歴史に終止符を打つべく、彼女はついに復讐を開始した。





戦いの後、召喚の力を使い果たしたセイ=メイはハリドバール高地から命からがら逃げ延びてきた。
永きに渡り一族を迫害してきた人間への復讐を果たすべく、彼女は幾多の魔獣を引き連れてベルアイルを蹂躙した。
最大の目標は、召喚術を認めずにその力を利用したアリアバートの滅亡。悲願の成就は目の前まで迫っていた。
だが、ヘルゲイノス、グレイリザード、フレアイフリート、ドラゴンジャックといった魔物達も、度重なるデモニカとの戦いを潜り抜けてきた冒険者の力の前に敗れ去った。

「くそ……こんなはずでは……」

ヘルゲイノス 対 冒険者
召喚した魔物を失い、長年溜め込んできた力を使い果たし、辛くも逃げ出せたものの満足に歩くこともままならない程のダメージを負った。だが彼女の目に宿る復讐の炎は微塵も衰えることはない。

「このままじゃ終わらない……次は……もっと強い魔物を……一族の復讐を……!」

ベルアイルを覆う闇の力は今もなおその勢いを増している。
この分ならば力を取り戻すに時間はかからないだろう。
彼女は闇の力に身を委ね一時の眠りにつく。

復讐劇の第二幕はすぐそこまで迫っている……。





※2008年8月9日(土)に開催したイベント「怒りのモンスターテイマー」の結果を元に書き下ろしたストーリーです。
 http://www.belle-isle.jp/200808/tamer080809.html






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