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| 2009年07月01日 16:00 『ベルアイルタイムズ』第1号 「ダーンシャーク男爵に初ロマンス・・・か!?」 7/01 |
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デモニカとの戦いが激化する樹上世界ベルアイル。
その最中に魔術国家アリアバートを震撼させるニュースが飛び込んできた。
召喚術師の末裔を名乗る者から、アリアバート首都襲撃の予告状が届いたのだ。
すぐに本紙はアリアバート城に取材を申し込んだ。
残念ながらアムリタ女王から直接コメントを頂戴することはできなかったが、
広報官よりこの事件の担当がダーンシャーク男爵に決定したとの情報を入手した。
ダーンシャーク男爵といえばその甘いルックスで、
アリアバート女性の心を掴んで離さない罪深き独身者として有名だ。
それでいて魔術の名手でもあり、アムリタ女王にも重用されている貴族の名士でもある。
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| アリアバートの貴族「ダーンシャーク」 |
現在アリアバート軍の大半はラージャン砂漠奪還のための進軍中であり、
事の真偽も不明な襲撃予告に割く戦力は残っていない。
そこでアリアバートは、カリスマ性のあるダーンシャーク男爵を旗印に、
冒険者の協力を仰ぐ考えだったようだ。
かくして冒険者を中心として結成されたアリアバート防衛隊は、
ハリドバール高地に終結することとなった。
本紙も現場への潜入取材を敢行したが、その場に集まった冒険者はそもそもの襲撃予告に懐疑的で、
ダーンシャーク男爵に会いに来ただけというミーハーな者も多かったようだ。
しかし襲撃者は本当に現れた。ハリドバール高地に若い女性の声が響き、
その声は召喚術師のセイ=メイと名乗った。
召喚術師は初めに弱いモンスターを召喚することで防衛隊の士気を削ぎ、
ダーンシャーク男爵の裏をかいた見事な陽動戦略もあり、一時は防衛隊の戦力は半減するまでに至ったのである。
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| 陽動にかかる男爵と冒険者 |
襲撃者セイ=メイ |
本紙記者もアリアバート城にまで被害が出るかと、固唾を呑んで見守っていた。
しかしそこからはさすがダーンシャーク男爵と言ったところだろう。
冒険者を鼓舞し、協力して各個撃破に当たることでみるみるうちに戦線を立て直した。
セイ=メイを名乗る召喚術師の切り札であるドラゴンジャックとミスティカルホーンが召喚されたときは、
その大きさに圧倒されたが、それもダーンシャーク男爵の指揮の下戦う歴戦の冒険者達の敵ではなかった。
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| ミスティカルホーン |
ドラゴンジャック |
ダーンシャーク男爵はついに襲撃者を追い詰めた。
記者が目撃した襲撃者の姿は、見目麗しい若い女性の姿だったのだ。
襲撃者に行為の愚かしさを説くダーンシャーク男爵だったが、
セイ=メイを名乗るその女性は更生する様子を見せなかった。
その場での説得を諦め、捕らえようとダーンシャーク男爵は襲撃者に近づいた。
そこで思わぬトラブルが発生する。
ダーンシャーク男爵が動きを止め棒立ちになってしまったのだ。
その隙を突いて襲撃者は逃げだし、まんまと逃がしてしまったという。
これが今回の襲撃予告事件の一連の顛末だ。
首謀者は逃がしてしまったものの、襲撃自体は食い止めたことでダーンシャーク男爵はお咎めなしとなった。
だが、この事件はここで終わらない。
本紙記者は襲撃者を逃がした原因とも言える、ダーンシャーク男爵の決定的発言を耳にしていたのだ。
「な……なんて美しい人なのだ」
嘘だとお思いだろうか。本紙記者も耳を疑った。
だが確かにダーンシャーク男爵は襲撃者を見てそう言ったのだ。
その後男爵は事後処理もほどほどに、襲撃者のセイ=メイを追いかけてコンゴウ平原方面へと消えていった。
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| 対峙する男爵とセイ=メイ |
今まで数々の告白を断ってきて、頑ななまでに独身を貫いてきた
あの男爵の心を射止める女性がついに現れたのか。
この事実にお嘆きのアリアバート女性も多いのではないだろうか。
本紙記者もひそかにファンだっただけに、ショックを隠せない。
しかもその相手はアリアバートを滅亡させようという犯罪者だ。
この恋の行方はどのような結末を迎えるのか。
これからもダーンシャーク男爵から目が離せないぞ!
本紙は男爵の密着取材を行うことを決定した。
続報があればすぐにお伝えするので、楽しみにしておいて欲しい。
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| 記事:マイ=シン |
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『ベルアイル』運営チーム
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